概要·特色

当院は、東急東横線日吉駅から近い丘陵地にあり、緑豊かな療養環境を提供しつつ川崎市中央部の２次救急を含む中核的医療を担っている。
２０２４年３月には地域医療支援病院の承認を受け、地域医療連携の強化に取り組んでいる。
地域がん診療連携拠点病院としては、特に消化器系、泌尿器系、乳腺のがん診療に定評があり、在宅緩和ケアセンターでは「緩和ケア」「在宅ケア」「医療依存度の高い高齢者ケア」をプライマリ・ケア、家庭医療に基づき、病棟・在宅の垣根なく総合的に診療している。
また、腎臓・透析センターと糖尿病診療部門は地域の成人病センターを担い、伝統ある呼吸器部門は結核から肺がん、在宅酸素療法まですべてに対応している。
さらには、職員の教育研修にも力を注いでおり、外科学会や内科学会をはじめとする各種学会の認定教育病院として認められている。

プログラムの特徴

研修は２年間の各科ローテートとし、研修科目の順序や選択科目は研修医の希望や進路などを勘案して決めることができる。
（１）研修科目：内科（２４週）、救急医療（１２週）、地域医療（４週）、外科（１２週）、小児科（４週）、産婦人科（４週）、精神科（４週）、緩和医療（４週）を必修科目とする。内科、救急医療、外科、緩和医療は当院にて、地域医療は臨床研修協力施設の地域の診療所または北海道の町立中標津病院にて、小児科、産婦人科、精神科は川崎市立川崎病院にて研修を行う。他の科目は選択とするが、最短研修期間は概ね４週単位とする。
（２）救急医療：内科、外科、整形外科などの患者を対象として、救急外来の専任として独立した期間を設けて研修を行う。
（３）緩和医療：２年目には初期臨床研修の総括として、当院の特徴であるがん末期患者に対する緩和医療の研修を４週選択することを必修とする。
（４）当直：原則的にすべての研修期間を通じて当直を行う。ただし、他病院での研修においては、当該病院の規定に従って当直を行う。