概要·特色

北里大学病院は職員全員が医療の質の向上と安全な医療を目指して、臨床教育に全力で取り組んでいます。私たちは1971年7月の開設以来「患者中心の医療」をテーマに掲げてきました。さらに「共に創りだす医療」を合言葉に求められる医療を考え、あるべき医療を創っていきます。
また、高度で先進的な医療を実践しながら、地域医療を支える市民病院的な役割も担っています。2014年5月には、新大学病院が開院し設備面での向上が図られました。2020年4月からは北里大学東病院は大学病院に移転・統合することとなり、全人的医療を展開できる環境が一施設で整いました。
また、新病院に隣接して臨床教育研究棟が新設され、個人の机や仮眠室など研修医に対する教育環境を整備して、新しい時代を担う人材の育成を進めています。

プログラムの特徴

基本プログラムと周産成育プログラムの2つの研修プログラムがあります。基本プログラムには選択自由度重視コースとたすき掛け方式コースの2つのコースを設定しています。いずれのプログラムも研修開始前に予め選択した2年次の研修診療科を1年次の12月の時点で組み替えてプログラムのリセットを可能にしています。これに伴い、研修開始後のライフプランを反映した研修プログラムの変更が可能となり、柔軟なシステムとなっています。また、たすき掛け方式コースの新設により、大学病院での研修と市中病院での研修を同時に行うことができるようにしています。
必修の地域医療研修では、大学病院では経験できないプライマリケアを実践する場として、沖縄や長崎県の離島をはじめ、新潟、長崎などで地域の中核となる市中病院の他、産業医や在宅診療を経験できる協力施設をもち、幅広い研修の選択肢を提供しています。